床矯正の費用相場は?治療前に知っておくべき費用の内訳
- 歯のコラム
こんにちは。熊本市西区蓮台寺、JR「熊本駅」より車で5分の歯医者「谷川歯科医院」です。
子どもの歯並びが気になり、床矯正を検討しているものの「費用はいくらかかる?」「装置代以外にも料金が必要?」など、費用面で疑問を抱えている保護者の方もいるでしょう。小児矯正は、基本的に自由診療となるため、歯科医院や治療内容によって料金が異なります。
また、治療を検討する際は費用だけでなく、床矯正のメリットやデメリットについても理解しておくことが大切です。
この記事では、床矯正の費用相場や内訳をはじめ、治療のメリット・デメリットなどについて解説します。
床矯正とは

床矯正とは、主に取り外しのできる装置を口の中に装着し、顎の幅を広げて、歯が並ぶためのスペースをつくる矯正治療です。使用する装置は、プラスチック製のプレートにネジやワイヤーなどが組み込まれているものです。
子どもの歯並びでは、永久歯が生えてくるためのスペースが不足すると、歯が重なったり、本来の位置からずれて生えたりすることがあります。床矯正では、このようなスペース不足に対して、歯列の幅を少しずつ広げることで、永久歯が並ぶ場所を確保することを目指します。
主に子どもの矯正治療で用いられ、乳歯から永久歯への生えかわりや、顎・歯列の発育状況などを確認しながら治療を進めます。
なお、床矯正だけですべての歯並びに対応できるわけではありません。歯の重なり方や上下の顎の位置関係などによって必要な治療は異なるため、検査と診断を行ったうえで治療方法を決めることが大切です。
床矯正の費用相場

床矯正にかかる費用は、20万~40万円程度が目安です。
ただし、どの歯科医院でも同じ金額で治療を受けられるわけではありません。床矯正は基本的に保険が適用されない自由診療のため、歯科医院ごとに料金が決められています。また、お子さんの歯並びや使用する装置の数、治療期間によっても費用は変わります。
ここで気をつけたいのが、最初に案内された料金だけでは、治療にかかる費用のすべてがわからない場合があることです。たとえば、装置の費用とは別に、治療前の検査や診断、通院するたびに行う装置の調整などに料金がかかる場合があります。
床矯正を検討するときは、治療が終わるまでに全部でいくらくらい必要なのかを確認しておきましょう。
床矯正の費用の内訳

ここでは、床矯正でどのような費用が必要になるのか、治療の流れに沿って見ていきましょう。
初診・カウンセリングの費用
初診・カウンセリングでは、まず保護者の方から「前歯が重なっている」「永久歯が生えるスペースが足りない気がする」など、気になっていることを伺います。そのうえで、お子さんの歯の生えかわりや歯並び、噛み合わせなど、現在のお口の状態を確認します。
この時点で床矯正が必要かどうかを決めるとは限りません。見た目だけでは、永久歯が並ぶスペースや顎の骨の状態などを詳しく判断できないためです。精密検査を行い、その結果をもとに治療方法や治療を始める時期を検討します。
初診・カウンセリングの費用は、無料~5,000円程度が一つの目安です。
精密検査・診断の費用
床矯正を始める前には、お子さんの歯や顎の状態を詳しく調べるために精密検査を行います。検査では、レントゲン撮影やお口・顔の写真撮影、歯型の採取などを行います。
こうした検査を行うのは、お口の中を見ただけではわからない部分まで確認するためです。これから生えてくる永久歯の状態や歯が並ぶスペース、顎の骨の状態などを調べ、その結果をもとに治療方法や開始する時期を検討します。
精密検査と診断にかかる費用は、2万~5万円程度が一つの目安です。
矯正装置の費用
床矯正では、お子さんの歯並びやお口の大きさに合わせて装置を作ります。装置の費用は1つ数万円程度かかる場合がありますが、歯科医院によって金額は異なります。
また、治療を進めるなかで、お口の状態に合わせて新しい装置が必要になることもあります。その場合は追加料金がかかることがあるため、治療を始める前に確認しておきましょう。
調整料
床矯正を始めたあとは、定期的に通院していただき、歯並びの変化や装置の状態などを確認します。必要に応じて装置を調整し、治療が計画どおりに進んでいるかをチェックします。調整料の目安は、1回3,000円~5,000円程度です。
通院する回数によって総額も変わるため、治療を始める前に確認しておきましょう。
床矯正のメリット

床矯正には、成長期に治療を始めることで得られるメリットや、取り外し式の装置ならではの利点があります。ここでは、床矯正を検討する際に知っておきたいメリットについて解説します。
顎の成長を促せる
床矯正は、顎が成長する時期に行うことで、成長を利用しながら歯が並ぶスペースを確保していく治療です。歯が並ぶ場所が狭い場合には、装置を使って歯列の幅を少しずつ広げていきます。
ただし、装置によって顎の骨を自由に大きくできるわけではありません。顎の成長には個人差があるため、お子さんの成長段階や歯の生えかわりを確認しながら治療を進めます。
装置の取り外しが可能できる
床矯正で使用する装置は、自分で取り外すことができます。食事や歯磨きの際には装置を外せるため、普段と同じように食事ができ、歯磨きもしやすい点がメリットです。
将来的に抜歯を避けられる
永久歯が生えてきても、歯が並ぶ場所が狭いと、歯が重なって生えてくることがあります。床矯正では、子どものうちに歯列の幅を少しずつ広げ、永久歯が並ぶためのスペースをつくります。
あらかじめ歯が並ぶ場所を確保しておくことで、将来、本格的な矯正治療が必要になった場合でも、永久歯を抜かずに治療できる可能性があります。
床矯正のデメリット

床矯正にはメリットがある一方で、治療を始める時期や装置の使い方など、事前に知っておきたい注意点もあります。治療を検討する際は、次のデメリットについても確認しておきましょう。
適応年齢が限られる
床矯正は、顎や歯列が成長している子どもの時期に行う治療です。顎の成長や永久歯への生えかわりが進むと、床矯正では対応できない場合があります。
治療を始める時期を逃さないためにも、お子さんの歯並びが気になった段階で歯科医院を受診し、床矯正ができる時期か確認することが大切です。
装着時間の管理が必要
床矯正で使用する装置は自分で取り外すことができますが、毎日の装着時間をきちんと管理する必要があります。装置をつける時間が短いと、計画どおりに治療が進まないことがあります。
特にお子さんの場合は、装着を忘れることもあるため、保護者の方が声をかけたり、きちんと装着できているか確認したりすることも大切です。
床矯正にかかる費用は医療費控除の対象?

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、確定申告を通じて税金の一部が還付される制度です。矯正治療についても条件を満たせばこの対象になり、治療費の負担を軽減することが可能です。
床矯正が医療費控除の対象となるかどうかは、治療の目的によって判断されます。見た目の改善のみを目的とする治療は対象外ですが、噛み合わせの改善や発音機能の向上など、機能的な問題を解決するための矯正であれば、医療費控除の対象となります。
費用を申告する際は、領収書が必要になりますので、大切に保管しておきましょう。
まとめ

床矯正は、主に成長期の子どもを対象に、歯列の幅を広げて永久歯が並ぶためのスペースをつくる矯正治療です。
費用は20万~40万円程度が目安ですが、装置代のほかに初診・カウンセリング料、精密検査・診断料、調整料などがかかる場合があります。治療を始める前に、どこまでの費用が含まれているのか確認しておきましょう。
床矯正には、装置を自分で取り外せることや、将来的に永久歯を抜かずに治療できる可能性があるなどのメリットがあります。
一方、治療できる時期が限られることや、毎日の装着時間を管理する必要がある点には注意が必要です。
また、子どもの歯並びや噛み合わせを治す目的で行う床矯正は、医療費控除の対象になる場合があります。お子さんの歯並びが気になっている方は、まず歯科医院でお口の状態を確認してもらい、治療方法や費用について詳しい説明を受けましょう。
小児矯正を検討されている方は、熊本市西区蓮台寺、JR「熊本駅」より車で5分の歯医者「谷川歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、「みんなが通いやすい、地域の優しい歯医者」を目指して、新しい設備の導入や治療技術の向上に努めながら、さまざまな診療にあたっています。診療案内ページはこちら、WEB予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。

この記事の監修者
谷川 淳一
経歴
- 2008年 広島大学卒業
- 2009年 広島大学病院臨床研修終了、広島市 宇品歯科医院勤務
- 2020年 谷川歯科医院 勤務
所属学会
- 日本口腔インプラント学会 専修医
- 軸育士スタディグループ「軸スタ」会員
- スタディグループ「医歯薬連携推進フォーラム」会長
- 東京形成歯科研究会 会員
- 子供とママの健口を育む会 会員
- 母乳育児支援熊本グループ 会員
- 総合医療情報サイト「Your Doctor」監修・アドバイザー








