マウスピース矯正
マウスピース矯正とは
近年主流となりつつある治療方法

マウスピース矯正とは、透明で薄いプラスティック製のマウスピースを毎日装着することで歯並びを改善する、従来のワイヤーを使用しない治療方法で、アライナー矯正治療とも呼びます。
歯にやさしい

約2週間を1ステップとして、1ステップ毎にマウスピースを交換しながら歯を少しずつ動かしていくので、歯にかかる負担(副作用)をできるだけ軽減させることができます。
目立たない

従来の方法では、ブラケットと呼ばれる金属を歯の1本1本に付けてワイヤーを通す必要がありましたが、マウスピース矯正治療では、その必要はございません。毎日食事と歯磨きの時以外はずっと装着する必要はございますが、見た目にもわかりにくく、多くの芸能人が行っています。
よりきれいに歯を並べるための前処置

マウスピース矯正では、歯が効率的に動くように、アタッチメントと呼ばれるプラスティックの突起物を歯に付けます。また、ディスキング(IPR)と呼ばれる、歯の横幅を少し短くする処置を行うことで、歯のガタガタを解消し、歯間部と歯茎との三角形の隙間(ブラックトライアングル)を小さくして見た目を改善することができます。
しっかりとフィットさせて歯並び改善

マウスピースは歯ぎしり用のナイトガードとは違って、装着の際に簡単にぴったり適合するわけではありません。装着の際には、歯にしっかりとフィットさせるために、毎回アライナーチューイーと呼ばれるシリコン製のロール状のチューブを数分間噛んで、しっかりと歯にフィットさせる必要があります。マウスピース矯正において最も重要なことの一つです。
装着の際に毎回チューイーを噛んでいただくことで、治療がとてもスムーズに進みます!
マウスピース矯正は子供から大人まで行える
マウスピース矯正は、大人の歯がある程度生えてきたお子さんから大人まで幅広く行うことができます。お子さんは、前から1番目と2番目の歯が生えきった頃からが適応となりますので、年齢では7〜8歳くらいからとなります。(時期に個人差があります)
マウスピース矯正のメリット・デメリット
メリット
- 透明で目立たない
- 厚みが約0.75mmと薄いため違和感が少ない
- デジタルデータを使用するため治療終了後のイメージを確認できる
- 食事や歯磨きに支障が少ない
- 運動や楽器の演奏などに支障が少ない
- 来院日数が少ない
デメリット
- 1日約20時間の装着が必要で、守らないと効果が現れない
- ご希望があっても適応できない場合がある
- マウスピースの紛失や破損のリスクがある
- マウスピース交換直後に痛みが出ることがある
- 砂糖含有の飲料水の摂取で虫歯のリスクが高くなる