おすすめジェルを選んで効果アップ!ホームホワイトニングで歯を白くしよう!
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本日は、家で行うホワイトニング「ホームホワイトニング」について詳しく説明させていただきます。
ホームホワイトニングは自宅で行える!
ホームホワイトニングとは、薬剤ジェルをマウスピースの中に塗布して自宅で装着し、歯を白くするホワイトニング
のことです。
歯の美しさが重視されるアメリカでは、ホームホワイトニングはとても人気があり、需要があると言われています。
日本でもホワイトニングの需要は高まってきており、ホームホワイトニングを選択される方が増えてきております。
お仕事や子育てが忙しい方は、最短2日(2回)で開始できるためおすすめです!
ホームホワイトニングに使われる薬剤とは?
歯医者で行うホワイトニングは「過酸化水素」や「過酸化尿素」といった過酸化物を用います。
美容院のカラーやブリーチで用いられる薬剤にも同じものが入っています。
過酸化物は、歯の表面や内部で分解されて「フリーラジカル(活性酸素)」というものを発生させます。
このフリーラジカルが、着色物質や汚れ等を分解・漂白してくれます。
過酸化物は、濃度が高ければ高いほどフリーラジカルを発生させるため歯はより白くなります。
歯医者で歯に直接薬剤を塗布して光を当てて歯を白くするオフィスホワイトニングでは通常20〜35%の過酸化水素を用います。(当院のポリリンホワイトニングは35%の過酸化水素を使用します)
一方、ホームホワイトニングは通常10〜16%の過酸化尿素が用いられます。
10%の過酸化尿素は、歯の表面や内部で7%の尿素と3%の過酸化水素に分解されます。
そして3%の過酸化水素がさらに分解され、フリーラジカルを発生させます。
オフィスホワイトニングに比べると、過酸化水素の濃度は約1/10と低濃度ですが、過酸化尿素は過酸化水素に比べてゆっくりと分解されるため、フリーラジカルも発生はゆるやかで歯がしみにくい特徴があります。
また、作成したマウスピースは長く用いることが可能ですので、使用後に保管しておいて少し後戻りしてきたかな?
お金が貯まったから再開しようかな?というような時に、薬剤ジェルのみ購入することで再度歯を白くすることができます。
ホームホワイトニングの種類
現在日本で認可されているホームホワイトニング剤には
・NITEホワイトエクセル
・ハイライトホーム
・オパールエッセンス10%
・オパールエッセンスGo
・アンジェラスホーム
・ティオンホームウィズ
があります。
その中でも
・オパールエッセンス10%
・オパールエッセンスGo
・アンジェラスホーム16%
・ティオンホームウィズ
の4種類が現在主流となっています。
オパールエッセンス10%
歯医者でマウスピースを作成し、過酸化尿素10%が含まれたホームホワイトニングジェルをマウスピースに塗布して行うホワイトニングです。
過酸化尿素10%が、尿素と過酸化水素約3%に分解されて効果を発揮します。
オパールエッセンスGo
既製のマウスピースに、1日分の薬剤が既に含まれているという「型採り不要のホームホワイトニング」です。
過酸化水素6%が含まれており、マウスピース10個入りで毎日新しいマウスピースを装着することで、合計10日間使用できます。
1個1個が、個包装になっていますが、過酸化水素は過酸化尿素よりも分解が早いため、上記2つのジェルタイプと違って分解が進まないように個包装になっているのではないかと思います。
歯が白くなる指標となる「過酸化水素の濃度」は最高濃度ですが、10日間と使用する期間は限られます。(追加する場合は、また10日間分の購入が必要)
アンジェラスホーム16%
過酸化尿素16%が含まれたホームホワイトニングジェルで、マウスピースに塗布して行うホワイトニングです。
過酸化尿素16%が、尿素と過酸化水素約5%に分解されて効果を発揮します。
粘性の高いジェルなので垂れにくく、歯面に長くとどまってくれます。
ティオンホームウィズ
2024年11月に発売が開始された製品です。
過酸化水素6%(過酸化水素17%相当)が含まれたホームホワイトニングジェルをマウスピースに塗布して行うホワイトニングです。
当院では、アンジェラスホーム16%とティオンホームウィズを取り扱っており、おすすめです。
ホームホワイトニングの効果
①有効成分が歯の表面に移動しやすい
ホームホワイトニングでは、安全上の問題で薬剤の濃度は低濃度になっています。
そのため、有効成分を効果的に歯面に作用させることが非常に重要になります。
アンジェラスホーム16%やティオンホームプラチナは、ジェルが歯の表面の唾液(水分)と馴染みやすいため、歯の表面に効果的に有効成分が移動してホームホワイトニング効果を高めることができます。
②マウスピースの適合がよい
マウスピースは、スポーツ用のマウスガード(マウスピース)でも使われるスチレン・イソプレンブロック共重合体
という素材をホワイトニングシートとして用いています。
精度よく歯にぴったりと合った形で作ることができ、柔軟性がありソフトな装着感で、違和感も少なく、長時間のホワイトニングを快適に行うことができます。
また衝撃性にも優れているため、長期間使用してもマウスピースの破損を防ぐことができます。
③歯がしみにくい
先ほどホワイトニングに含まれる過酸化物が、フリーラジカルというものを発生させて歯の表面や内部の着色物質を
分解・漂白してくれると説明させていただきました。
フリーラジカルは、とても不安定で水分を求めて安定します。そのため、水分豊富な神経側から水分を奪います。
この時にキーンと響き痛みだったり、しみる症状が出ることがあります。
アンジェラスホームは、過酸化尿素16%を使用しております。低濃度のためゆっくりと分解されてフリーラジカルも発生は穏やかです。
そのため歯がしみにくい特徴があります。
ホームホワイトニングを行う際の注意点
①装着前に歯磨きをしっかり行う
磨き残しが多いと、磨き残しに含まれる有機成分を分解するために、薬剤(過酸化物)が使われてしまうので、本来の役目が果たせません。
開始前には、必ず歯磨きをしっかりと行いましょう。その際は、フロスまたは歯間ブラシを併用しましょう!
②マウスピースの中にジェルを入れすぎない
マウスピースからジェルが垂れてしまい歯茎に触れ続けると、歯茎の炎症を起こすことがあります。
また、ジェルに含まれる過酸化尿素が分解されてできた過酸化水素が、フリーラジカルと呼ばれる活性酸素を発生させるので、口の奥に垂れると「いがいが」した感じが続いてしまうことがあります。(水でゆすぐと数分で落ち着きますが、ホワイトニングは中断せざるをえなくなります)
③歯がしみることがある
歯の表面のエナメル質が磨り減っていたり、歯茎が下がって根っこに近い部分が少し見えているような方は、低い濃度の薬剤でも歯がしみることがあります。
歯がしみる場合は、ホワイトニングを継続せずに次の日までお休みしましょう。
そして1日おきに行うことをおすすめします。
④ホワイトニングシート(マウスピース)は清潔にして正しく保管する
マウスピースは、毎回新しい薬剤ジェルを塗布します。マウスピースの中に古い薬剤が残っていると、歯の表面に有効成分が届かず効果が薄まります。
使用後は必ず歯ブラシでジェルを取り除きましょう!
また、使用しない時はケースに入れて保管しましょう。
当院では、長期間使用しないときは、変形を防ぐために乾燥させた状態でご自身の模型にはめてケースに入れて保管していただくことをおすすめしております。(ホワイトニング期間中はそのままの状態で保管していただいて構いません)
ホワイトニングシートに万が一穴が空いた(クレストした)場合は、片方だと4,000円(税込)、上下両方だと8,000円(税込)で再作製を承っております!
⑤ホワイトニングジェルは、冷蔵庫に保管して使用期限を守る
ホームホワイトニングに含まれる薬剤は、過酸化尿素や過酸化水素と呼ばれる過酸化物です。常温で簡単に分解されてしまいます。
また、使用期限が過ぎたものも分解が進んでしまっている可能性があるため、早めに使いきりましょう。
通販(特にAmazon)で購入される方がたまにおられますが、郵送の際に常温下に長い時間さらされると、薬剤(過酸化物)が分解されてしまいますのでおすすめはしません。
歯医者では、仕入れ時から厳密に冷蔵保存されて管理しておりますのでご安心ください。
当院のホワイトニングの値段
ホームホワイトニングの費用は、上下合わせて20,000円(税込)(ホワイトニングジェル4本 約3~4週間分)
追加のホワイトニングジェル2本6,000円(税込) (約3週間分)となっております。
今回はホームホワイトニングについて詳しく説明させていただきました。正しい方法で白い歯を目指しましょう!
当院ではホワイトニング歯磨き粉もご用意しております。
やり方がわからない、料金についてもう少し詳しく知りたいなど何かご不明点あれば、スタッフまでお声がけください!