プレオルソとは?メリットや費用、適応年齢を解説
- 歯のコラム
こんにちは。熊本市西区蓮台寺、JR「熊本駅」より車で5分の歯医者「谷川歯科医院」です。
お子さまの歯並びが気になったとき、できるだけ早い段階で対策をしたいと考える保護者の方も多いのではないでしょうか。
成長期の柔軟なあごや歯に働きかける小児矯正は、将来的な矯正の負担を軽減できる可能性があります。そのなかでも近年注目を集めているのが、プレオルソという矯正装置です。
プレオルソとは、柔らかい素材でできたマウスピース型の装置を使用する矯正方法です。歯並びだけでなく、噛み合わせや鼻呼吸の改善などにもアプローチすることを目的としています。
今回は、プレオルソとはどのような装置なのか詳しく解説します。プレオルソのメリットやデメリット、費用などもご紹介しますので、小児矯正を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
プレオルソとは

プレオルソは、成長期のお子さまに使用されるマウスピース型の矯正装置です。
一般的なワイヤー矯正のように歯に直接力をかけて動かすのではなく、口周りの筋肉や舌の使い方、呼吸の仕方などに働きかけることで、歯並びや噛み合わせの土台作りを目指します。
やわらかい素材を使用しているため痛みを感じにくく、取り外しも可能なので、子どもでも無理なく続けやすいのが特徴です。主に4歳〜10歳の成長期の子どもを対象としており、歯やあごの発育段階に使用することで、将来の歯並びや噛み合わせを整えやすくなるとされています。
装着時間は日中1〜2時間と就寝中の8〜10時間ほどが目安です。日中は家にいる時間に装着することもできるので、子どもへの負担を抑えやすいでしょう。
プレオルソのメリット

プレオルソにはお子さまと保護者の方、双方にとってメリットがあります。以下では、具体的なメリットを紹介します。
装着時間が短い
プレオルソは、成人のワイヤー矯正やマウスピース矯正のように、1日中装着する必要はありません。
日中1時間程度と就寝中に装着することで、歯並びや噛み合わせの改善を目指します。学校生活や外出時に装着しなくてもよいため、違和感やストレスを感じにくい点が特徴です。
常に装着する必要がある矯正装置と比べて、お子さまの精神的な負担を抑えながら、無理なく取り組みやすい矯正治療といえるでしょう。持ち出すことによる紛失や汚れの心配が少ないため、ご家庭で管理しやすい点もメリットです。
取り外しができる
プレオルソは、お子さま自身でつけ外しができるマウスピース型の矯正装置です。そのため、食事やおやつの時間は装置を外して過ごせます。
また、歯みがきの際も装置を外せるため、お口の中を清潔に保ちやすく、磨き残しによる虫歯のリスクを抑えることにもつながります。
プレオルソは決められた時間装着することで、口周りの筋肉や舌の位置に働きかける装置です。日中の装着時間は決まっていますが、装着する場面を自由に選びやすいことが利点です。着脱も簡単なため、お子さまの負担を抑えながら継続しやすいでしょう。
痛みが少ない
プレオルソは、歯そのものに強い力を加えて動かすのではなく、口周りの筋肉や舌の使い方、呼吸方法の改善を目指す装置です。
装置は柔らかいポリウレタンやシリコンなどで作られているため、装着による痛みや不快感を抑えやすいとされています。ワイヤーを使用する装置のように、締め付けによる痛みが少ない点も特徴です。
子どもにとって治療を続けやすいことは、継続的な装着が必要なプレオルソにおいてメリットとなります。
お口周りの癖や口呼吸を改善できる
プレオルソは、口が開いたままの状態や舌の位置、口呼吸といった歯並びに影響する可能性のある習慣にアプローチできる装置です。
口呼吸が続くと口の中が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病のリスクにつながる可能性があります。また、鼻呼吸と比べて空気中のウイルスを吸い込みやすくなることも考えられます。
プレオルソでは、口周りの筋肉や舌の動きを矯正することで、呼吸や舌の位置の改善を目指します。こうした呼吸の仕方やお口周りの癖を見直すことは、歯並びだけでなく、口腔内の健康維持にもつながるでしょう。
将来的に矯正をする際の負担を軽減できる
プレオルソは、永久歯が生え揃う前に顎の成長を促し、歯が並ぶスペースの確保を目指す装置です。これにより、将来的に永久歯の歯並びや、噛み合わせの改善につながる可能性があります。
永久歯が生え揃った後に矯正治療が必要になった場合でも、歯並びの状態によっては、抜歯の可能性や費用の負担を抑えられることがあります。
ただし、プレオルソを使用すれば必ず本格的な治療が不要になるわけではありません。将来的な矯正治療の必要性や治療内容は、あごの成長や歯並びの状態によって異なります。
子どもの歯並びが気になる場合は、早めに歯科医師へ相談し、成長状況にあった治療方法を検討することが大切です。
成長を生かして治療ができる
子どもの歯並びは成長とともに変化するため、発達の過程に合わせて治療を進めやすいとされています。プレオルソは、顎の骨の成長をコントロールしたり、正しいあごの発育を促したりすることで、綺麗な歯並びへの誘導を目指します。
顎の骨がまだやわらかく動きやすい時期に使用することで、自然な成長の流れに合わせた治療が期待できるでしょう。
プレオルソのデメリット

たくさんのメリットがある治療ですが、いくつかの注意点も理解しておくことが大切です。ここでは、プレオルソのデメリットについて解説します。
装着時間を守らなければ効果が出にくい
プレオルソは取り外し式の装置であるため、使用時間を守らなければ十分な効果が得られない可能性があります。基本的には、日中1時間程度と就寝時の装着が必要とされています。
家庭での管理が不十分だと歯や顎の成長に必要な力がかからず、治療の進行に影響する場合があります。そのため、保護者の方が装着時間を把握しながらサポートをすることが大切になるでしょう。
適応できない症例がある
プレオルソは、すべての歯並びに対応できる矯正装置ではありません。たとえば、歯の傾きが大きい場合や、顎の骨格に大きなズレがある場合は、プレオルソだけでは十分な効果が得られない可能性があります。
歯並びや噛み合わせの状態によっては、他の治療方法を検討する必要があります。そのため、治療を始める前に歯科医師の診断を受け、プレオルソで対応できるかどうかを確認することが大切です。
紛失や破損のリスクがある
プレオルソは取り外しが可能な装置であるため、紛失や破損の可能性があります。
特に、学校などに持参する場合や、外したあとの保管方法によっては、装置をなくしたり壊したりするケースがあるでしょう。装置を紛失、破損した場合は、再製作に費用と時間がかかり、治療計画に影響することもあります。
装置の管理は保護者の方の協力が大切です。お子さま自身にも、装置を丁寧に扱う意識が求められる点に注意しましょう。
トレーニングを継続する必要がある
プレオルソは装置を装着するだけではなく、口の周りの筋肉や舌、呼吸に関するトレーニングを合わせて行う場合があります。
これらのトレーニングを継続するには、保護者の方の協力が重要です。遊びや生活のなかに取り入れて自然に続けられることもありますが、忙しい家庭では難しいと感じるかもしれません。
将来の歯並びや噛み合わせの改善につながるため、ご家庭でも装置の装着とトレーニングの継続を意識しましょう。
プレオルソの適応年齢・治療期間

プレオルソは、主に乳歯と永久歯が混在する混合歯列期の子どもに使用される矯正装置で、対象年齢は4歳から10歳ごろが目安とされています。
治療期間は症例やお子さまの協力度によって異なりますが、おおむね1年から2年程度です。決められた装着時間や使用方法を守り、継続して使用することが大切になります。
また、治療期間中は定期的に歯科医院でチェックを受け、成長や歯並びの変化に応じて経過を確認します。
プレオルソの費用

プレオルソにかかる費用は、治療を行う歯科医院や地域によって異なりますが、おおよそ10万円〜30万円程度が相場とされています。自由診療に該当するため、基本的に保険が適用されません。
多くの場合、費用には検査料や装置代、定期的な調整費用などが含まれています。ただし、歯科医院によって費用の内訳は異なるため、治療を始める前に総額や追加費用の有無を確認しておくことが重要です。
まとめ

プレオルソは、成長期の子どもの発達に合わせながら、歯並びや噛み合わせの改善を目指す矯正装置です。他の矯正方法に比べて装着時間が短く、取り外しができる点や痛みを抑えやすい点など、子どもにとって続けやすいというメリットがあります。
一方で、装着時間を守らないと効果が得られにくいことや、症例によっては対応できない場合がある点には注意が必要でしょう。
また、治療を進めるには、お子さま本人だけでなく、保護者の方の協力も重要です。プレオルソについて気になる方は、まずは歯科医師へ相談してみましょう。
プレオルソによる治療を検討されている方は、熊本市西区蓮台寺、JR「熊本駅」より車で5分の歯医者「谷川歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院は、「みんなが通いやすい、地域の優しい歯医者」を目指して、新しい設備の導入や治療技術の向上に努めながら、さまざまな診療にあたっています。診療案内ページはこちら、WEB予約・お問い合わせも受け付けておりますので、ぜひご活用ください。







